初春の仙台

初春の仙台

平成28年4月15日

1日目

仙台国際空港
 宮城県名取市・岩沼市

伊丹空港で乗り換えで仙台空港に到着したのは午後1時過ぎ。
この日は仙台市沿岸部はひどい強風で飛行機の着陸時にも恐怖すら感じた。でもなんとか無事に着陸成功。着陸できなかったら羽田空港に戻るという条件付きフライトだったからホッとした。

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仙台空港アクセス線 仙台空港駅

強風のおかげで列車は速度を落としているとかで、約30分遅れでようやく乗車できた。

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車内

比較的新しい車両。降車する際に自分でドアを開閉するボタンがある。まるでパリの地下鉄車両みたいだ。

仙台駅に到着した際に、ホテルのチェックイン時刻までまだ時間があったので、昼食にとることにする。やたら広い構内をうろうろして地下鉄南北線に乗り換える。目的のお店は「たん家本店 旨味太助」。勾当台公園駅で下車して南2出口から徒歩5分ほどの場所。

たん家本店 旨味太助
 仙台市青葉区国分町2-11-11千松島ビル1F
 11:30-22:00
 定休日:月曜日

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店内は満席状態だったが、運良くカウンター席が1席空いたのですぐに入店できた。一番人気の牛タン定食1,300円を注文した。思っていた以上のボリュームににっこり。タンは柔らかくて塩加減も丁度良い。卓上の薬味で好みの辛さにする。テールスープはしっかり出汁が取れていて、テール肉も柔らかで容易に骨が取れてしまう。本場の牛タンを堪能できた。でもたぶん、いや間違いなく、牛タンは国産和牛のものではないと思う。国産でこの値段はありえないから。

昼食後は地下鉄で仙台駅に戻る。

仙台駅
 宮城県仙台市青葉区中央1丁目

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仙台駅

駅から徒歩で宿泊ホテルのあるクリスロードに向かう。

クリスロード

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クリスロード

ホテルプレミアムグリーンプラス
 宮城県仙台市青葉区中央2-6-8
 JR仙台駅西口(北6出口)約6分 クリスロードのアーケード内
 チェックイン15:00、チェックアウト11:00

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ホテルプレミアムグリーンプラス


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ペッパーくん

2階のフロントには「ペッパーくん」が設置されていた。宿泊中に利用している人は見かけなかったが・・・

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客室

正直言って狭くて暗い。となりの生活雑音も通ってくる。ドアキーはカードではなく昔ながらのフロントに預ける普通の鍵だ。典型的なビジネスホテルだけど必要なものは最小限揃っていた。Wi-Fi完備、ケーブルも使用可、トイレは清潔でウォシュレットもあり。文句は言わない。部屋で1時間ほど仮眠をとった後、持参のMacBook Airで仙台グルメ情報を調べる。

夕刻になってから繁華街をぶらぶらと散策した。夕刻になると「クリスロード」や「サンモール一番町」の人混みはすごい。やはり東北一番の都市なんだと気付かされた。夕食はホテルでチェックしておいたお寿司屋さんへ。地下鉄東西線の青葉通一番町駅で下車して文化横丁に向かう。

仙台文化横丁

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文化横丁

徒歩3分ほどで目的のお店に到着。

小判寿司
 宮城県仙台市青葉区一番町2-3-41
 11:30-14:00 17:00-21:30
 定休日:日曜・祭日

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せっかくだから政宗公5,000円をオーダーした。日本酒はまず店主おすすめの「伯楽星」をいただいた。

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にぎりは一貫ずつ握ってくれる。どうやら江戸前寿司でシャリは小ぶりで赤酢が効いている。ネタにもなにかしら味付けがされているので、そのまま食べるのが基本。お酒もすすむ。

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政宗公コースは握りが10個は出るのだとか。

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どれも本当に美味しかった。付き出し、にぎり11種、河童巻きと結構なボリュームだった。最後に日本酒「乾坤一」を飲みながら店主さんとの会話を楽しんだ。

サンモール一番町

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サンモール一番町

夕食後は「サンモール一番町」を散策し、ホテルまで徒歩で帰った。やはりすごい人ごみでびっくり。


平成28年4月16日

2日目

7:00起床に起床してシャワーを浴びて2階のレストランで朝食をとる。客はほとんどがビジネスマンの様子。

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窓際の席からは「クリスロード」を見下ろすことができる。

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ちょっと炭水化物多め

料理は品目はさほど多くはないが、自分にはぴったりの料理ばかり。カレーライスが結構美味しかった。

食後はキーをフロントに預けて、仙台観光に出かけることにした。事前に観光ルートは確認済み。お得な「るーぷる仙台」という巡回観光バスを利用することにした。

るーぷる仙台

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「るーぷる仙台」車両

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仙台駅西口バスプール

「るーぷる仙台」の案内板に従って仙台駅西口バスプールの階段を下ると、赤いバス停(16番のりば)と発券所がある。

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地下鉄共通1日乗車券

地下鉄共通1日乗車券(900円)を購入。購入時にカード裏面に日付を記入してくれる。初回バス降車時に乗務員に日付の部分を提示してそのまま降車する。初回に地下鉄利用の場合はカードを通すと日付が印字される。1日乗り放題だからかなりお得なカード。

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バス運転席

まず最初は「瑞鳳殿」に行くことにした。バスに乗って15分ほどで「るーぷる仙台」4番停留所「瑞鳳殿前」に到着。


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瑞鳳殿前バス停
るーぷる仙台専用のバス停。

瑞鳳寺
 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-5

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瑞鳳寺

結構長い階段を上っていくと、途中で「瑞鳳寺」がある。最初ここが「瑞鳳殿」かと勘違い。

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境内には桜が見頃になっていた。ここで中国人女性グループと遭遇。
桜の枝を引っ張って頰に花を寄せて記念撮影に夢中。枝が折れはしないかと心配した。

瑞鳳寺から長い石段を登ると途中で左に曲がる石段が分かれる。その石段を登った先に「瑞鳳殿」がある。

瑞鳳殿
 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
 2月1日~11月30日 9:00~16:30(最終入館時間)
 12月1日~1月31日 9:00~16:00(最終入館時間)
 休館日:12月31日(資料館1月1日)
 るーぷる一日乗車券を提示すると観覧料100円引

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瑞鳳殿

仙台藩祖伊達政宗公のお墓として有名な霊廟「瑞鳳殿」。昭和20年の戦災によって焼失し、昭和54年に再建。桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な装飾は圧巻の美しさ。

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近影

本当に見事な装飾だ。オリジナルは焼失したとはいえ、この色彩感覚は中国や韓国のものとは一線を画している。他にも二代藩主伊達忠宗公の霊屋「感仙殿」や三代藩主伊達綱宗公の霊屋「善応殿」もあるのだが、実は見た目はほぼ同じ。やはりこの「瑞鳳殿」が一番立派で壮麗な建築物。

30分ほどの見学の後は、長い階段を下ってさきほどのバス停まで向う。10分もしないうちにバスが到着。午前10時過ぎだったが、到着したバスの車中は満席で立っている人もいた。もちろんほとんどの人がここ「瑞鳳殿」で下車するので余裕で座れたのだが、結構人気の巡回バスの様子。

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次は10分もしないうちに到着した6番停留所「仙台城跡」で下車した。

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この宮城県護国神社の鳥居が登り口となる。数分ほど登ると目的の仙台城跡がある。

仙台城跡
 宮城県仙台市青葉区川内1

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伊達政宗像

伊達家の居城だった仙台城址(青葉城址)にある。実にカッコいい像だ。この像は三代目で戦後に作られたものらしい。
これが見たくてここまで来たようなもの。実は高校時代の修学旅行で一度はここには来ているはずなのだが、記憶も記録も全くない。ただ、行ったという事実だけは覚えている。

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政宗像の近くにはこの高い台座がある。台座というからにこの天辺にはかって何かがあったということ。

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金鵄像

それはこの「金鵄(きんし)像」だったと後で調べてわかった。日露戦争で多くの犠牲者を出しその魂を悼むために建てられた像らしい。2011年3月11日の東日本大震災で被災して現在は修復中なのだとか。
天守台の傍らには仙台出身の土井晩翠が作詞し、大分県竹田市に住んだ瀧廉太郎が作曲した「荒城の月」の歌碑があるのだが、画像は撮り忘れた。

つぎに向かったのが「宮城県美術館前」。10分ほどバスに乗る。

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東北大学理学部

途中、東北大学理学部前を通過して「るーぷる仙台」10番停留所「国際センター駅・宮城県美術館前」で下車する。
あとは歩いて数分で美術館に到着する。

宮城県美術館
 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
 9:30〜17:00
 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
 るーぷる一日乗車券を提示すると特別展観覧料100円引

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宮城県美術館

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ヘンリー・ムーア作「スピンドル・ピース」

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目的は特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展』を鑑賞するため。

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館内

アンギアーリ
アンギアーリの戦い

撮影は禁止みたいだったのでパンフレットから。

【備考】
「アンギアーリの戦い」は、失われたレオナルドの壁画の中心部分をなす1440年のフィレンツェ対ミラノの戦争で、アンギアリ平原でフィレンツェが勝利したときの強烈な「軍旗争奪」の戦闘場面を描いた作品。ちなみにダ・ヴィンチはその仕上がりに完全に満足はしていなかったため、未完の作品と言われている。
1503年、レオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェ共和国からの依頼を受けて、ヴェッキオ宮殿(現在のフィレンツェ市庁舎)の大会議室「500人大広間」に描いたもの。1555年から1572年にかけて、ジョルジョ・ヴァザーリを中心に行われた改修の際に、反対側の壁に描かれたミケランジェロの「カスチーナの戦い」と共に失われたと考えたれていた。しかし、35年以上前にカリフォルニア大学のマウリツィオ・セラチーニ博士が指摘した、ヴァザーリ作のフレスコ画のフィレンツェ兵士が掲げている軍旗の文字”Cerca trova"「探せ、さすれば見つかる」がヒントになり、ヴァザーリが新たな壁画装飾によって隠し覆っていたことが判明した。2012年3月に正式に発見したと発表された。

「アンギアーリの戦い」の他にもウフィツィ美術館所蔵の名作などが展示されていた。たぶんイタリア旅行で一度見目にしたと思われる、見覚えのある作品もあった。1時間ほど美術館に滞在したのちに、地下鉄東西線で国際センター駅から青葉通一番町駅に向かった。もちろん昼食のためだった。青葉通一番町駅から徒歩でカレーショップへ向かった。

仙台カレー食堂
 宮城県仙台市青葉区一番町2-11-12
 11:30~14:30 17:00~21:00
 定休日:日曜・祝日
 地下鉄東西線青葉通一番町駅で下車(南1出口)徒歩10分

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「カレー2種あいがけ(750円)」を注文し、2種のカレーは「辛口 黒こしょうのチキンカレー」と「甘口 ずんだマサラ」を選択した。「ずんだマサラ」カレーに惹かれて行ってみたが、食べてみるとわりと普通に美味しいカレーだった。

晩翠草堂
 宮城県仙台市青葉区大町1-2-2

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晩翠草堂


「荒城の月」の作詞で有名な土井晩翠の旧邸跡。邸中では案内人の方が先客の老夫婦の方たちに熱く晩翠について語っていた。土井晩翠のことはほとんど知らないので、自分のような何も知らない人間には敷居が高いと感じ、庭だけを拝見した。

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晩翠草堂を後にして、地下鉄東西線青葉通一番町駅から仙台駅へ向かった。
仙台駅から北へ数分歩くと「AER(アエル)」という複合商用高層ビルがある。

AER
 仙台市青葉区中央1-3-1 AER31F
 10:30~20:00


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AER


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エントランス

「AER」は最上階の31階には無料の展望テラスのほか、レストランもある。展望テラスへは上層階専用エレベーターで昇ることができる。

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眺望1

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眺望2

さすがに人口100万人を超える大都市だ。計画的に整備されてきた都市なのだとわかる。

夕食は、仙台駅2階の「駅弁屋 祭」で購入しておいた駅弁2種。上下の画像で駅弁が左右入れ替わって撮影してしまう。

駅弁屋 祭
宮城県仙台市青葉区中央1丁目1−1 JR仙台駅南側コンコース

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【画像(下)】みやぎ三陸黄金海道(右)と牡蠣と炙り煮あなご弁当(左)

牡蠣が少し甘めに煮込まれていていたけど、全般的にどちらもかなりのクオリティだった。あなごは本当に美味しい。


平成28年4月17日

3日目

最終日は午前7時に起床して、ホテルで朝食を済ませて、そのままチェックアウトした。小雨が降っていたが、気温は昨日までよりは高めで、コートを着ていると汗がにじむ。

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仙台空港

平成23年3月11日に、この空港が津波にのまれていく映像を今でもはっきりと記憶している。

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出発ロビー

2泊3日の仙台プチグルメ旅だった。