アンコール・ワット、アンコール・トム

2014年2月25日

4日目

今日は、今回の旅行のメインでもあるアンコール・ワットとアンコール・トムの観光。まずは、アンコール・ワットの朝焼けを見るために、午前5時に起床して午前5時40分にホテルを出発した。途中、チケットセンターによって顔写真入りの観光パスを発行してもらう。

Angkor World Heritage

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アンコール世界遺産観光パス

このパスでアンコール遺跡の全てに入場できる。40USドルで有効期限は1週間。

まだ薄暗い長い参道を進み、アンコール・ワット前の池に辿り着く。

Angkor Wat

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まだ、6時ちょっと過ぎというのに凄い人ごみ。

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日本人が多いのかと思っていたが、欧米人が半数くらいで、あとは中国人と韓国人だった。中国人はみんな巨大な望遠レンズを装着したNikonの高価そうなカメラを構えている。最初プロなのかと思ったけど、カメラケースも皆同じで、しかも新品のようだった。日本で購入したカメラだろうか?日本人は卒業旅行の大学生らしき団体がいたが、少数派だった。

待つこと40分。やっと太陽が顔を覘かせた。

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午前7時には、見事な朝焼けのアンコール・ワットを拝むことができた。感動!来た甲斐があった。

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この景観を連写して撮影する中国の人たちは何を考えているのか?

記念撮影も終わり、ガイドのポリーさんに促されて、早速第一回廊へと向かう。アンコール・ワットは西向きなので、内部の観光も午後にすることが多いらしい。 自分たちは涼しい午前中のうちに、済ませるのだとガイドさんは言う。何故なら、ここには夕刻にもう一度戻ってきて、夕焼けのアンコール・ワットを観光する予定だから。

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ハヌマーン将軍率いるサル軍と悪魔軍との戦い

第一回廊の西面の北側のレリーフには、古代インド叙事詩の「ラーマーヤナ」のラーマ王子と魔王ラーヴァナとの戦い描かれている。
このレリーフにはラーマ王子の援軍であるハヌマーン将軍率いるサル軍と悪魔軍との戦いが描かれている。

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ラーマ王子を担いでいるサル軍のハヌマーン将軍

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10の頭と20の腕を持つ魔王ラーヴァナ

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西面の途中見られる十字回廊の連子窓

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デバター(女神)の彫刻

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ダンディなガイドのポリーさん

南面の東側のレリーフには「天国と地獄」が描かれている。

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絵は3段に分かれていて、上段から天国、現世、地獄となってる。現世では閻魔大王の死後の裁きを待つ人たち。地獄では棍棒で殴られる人たちが描かれている。

東面には「乳海撹拌」というヒンズー教の天地創造神話が描かれている。

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なんでも神々と阿修羅が不老不死の薬を手に入れるために仲直りし、協力して撹拌棒に巻き付けた竜王ヴァースキ(蛇神)を引っ張っぱって海を撹拌しているのだという。竜王ヴァースキの頭の方を阿修羅たちが引っ張っている。

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ヴィシュヌ神の左側は阿修羅の軍、右側は神々の軍。

最後は中央の第三回廊へ。

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これが本来の階段。昔は観光客も登っていたが、転落事故もあったという。今はこちらの手すり付きの階段。

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入場制限があるが、早朝なのでなんなく並ばずに入れた。帽子着用は禁止。

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アンコール・ワットの中央にそびえる中央祠堂は一番神聖な場所。

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沐浴池の跡。どうやって水を運び入れていたのか。

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結構な高さだとわかる。

階段の登りきったところから下をみる。

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十字回廊の右側の柱に江戸時代前期の平戸藩士、森本一房の落書きの跡がある。

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寛永9年(1632年)の落書きで、鎖国が始まる1639年より前のこと。今は上から墨で塗りつぶされていて、ほとんど読めない。当時の日本人は、本来インドにある祇園精舎をアンコール・ワットと誤認していたらしく、森本も祇園精舎の見取り図なるものを持ち帰っている。

第三回廊を降りて第二回廊へ。

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壁のいたるところに掘られたデバター

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帰りの参道からみた逆光のアンコール・ワット(午前8時30分頃)

ホテルに戻って「Cafe d’Angkor」のテラス席で朝食をとる。

Cafe d’Angkor

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プールサイドは美しく整備されている。

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3階の一番奥から3つ目のテラスのある部屋が自分たちの部屋。

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フロント・ロビーから自分たちの客室のある棟に行く途中に、たくさんの仏像が展示されている。

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売り物かどうかは分からないが、係の女性が部屋の隅にいつも座っていた。

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プールから客室棟への通路。

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部屋のテラスから見たプールサイド。

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それにしても外は蒸し暑い。気温30度は超えているはず。午後の昼食までの約3時間はエアコンの効いた部屋でもう一度寝た。連れはツアーについていた無料のフット・スパ(30分)に出かけた。

昼食はシェムリアップの町中にあるクメール料理専門店。

BOPHA ANGKOR
 Street 24, Krong Siem Reap

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BOPHA ANGKOR

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エントランス

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メニュー

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揚げ春巻きはカンボジアでも美味しかった。

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意外にいけるスイカジュース。なんで日本にないのか不思議。

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どれがどれだか思い出せないが、「チキン・アモック」はカンボジア・カレーの一種らしいけど、全然カレーという感じがしなかった。「クメール・ビーフカレー」は普通に美味しいカレーだった。あとの料理は香草の味がダメダメでほとんど手をつけなかった。

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デザート「バナナ・フリッター」

Angkor Thom

午後の観光は「アンコール・トム」へ。

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橋の両側には蛇神を引っ張っている神々と阿修羅の石像。

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南大門(四面仏顔を戴くメインの城門)

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門をくぐって裏側には三頭の像が彫られている。

Bayon

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アンコール・トムの中心にある「バイヨン」。仏陀が祀られている。

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第一回廊

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たくさんの四面仏願の塔

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観音菩薩「バイヨンの微笑」

Terrace of the Elephants

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バイヨンを後にして徒歩で王宮前広場に作られた像のテラスへ。時の王であるジャヤバルマン7世の王宮から勝利の門へ繋がる道筋にあるテラス。

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見事な像の彫刻が彫られたテラスの壁:通称「象のテラス」

Terrace of the Leper King

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ライ王のテラスの壁面

像のテラスの隣にある。ガルーダがテラスを支えている。ガルーダはインド神話に登場する神鳥でヴィシュヌ神の乗り物とされている。インドネシアの航空会社の名前にもなっている。アンコール・トムの遺跡観光はこれで終了。

Ta Keo

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バンで移動して、途中「タ・ケウ」を遠くから撮影。修復工事中だった。

続いて「タ・プローム」へ向かう。

Ta Prohm

アンジェリーナジョリー主演の映画「Tomb Raider」のロケ地として有名。

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遺跡を覆うように絡みついた巨大なガジュマルの木々

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崩れたままになっている瓦礫。復元は困難らしい。

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タ・プロームを後にして再びアンコール・ワットに向かう。長い参道を歩いてアンコール・ワットに到着。

Angkor Wat

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日の入りは午後5時50分頃というから、まだ2時間くらいある。連れは小一時間、土産物屋を物色していた。交渉の末、アリババ・パンツを1本300円ほどで5本購入した。自分も蓮の聖池の周辺を散策。ガイドさんは、経蔵に登って日陰で休憩。

やっとのことで、あたりが夕日に染まってくる。

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いつの間にか観光客も大勢になっている。沈む夕日が奇麗だった。

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夕食はホテルからバンで数分のところにある町中の日本食レストランで。

Ginga
 off Charles de Gaulle Blvd City Centre

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日本料理「銀河」あるいは「むぎいち」、どっちなんだろう。

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ちょっぴりジャパニーズ・テイスト漂う店内

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あまり期待していなかったが、天ぷら、肉じゃが、冷や奴、茶碗蒸し、そして赤出しみそ汁。どれも許容範囲、いや十分及第点の味だった。特に茶碗蒸しは美味しかった。

この日は、ホテルに帰ると二人ともすぐに就寝した。それにしても、今日一日いったい何km歩いたんだろう?疲れ果てた連れが曰く「もう遺跡は堪能した。遺跡じゃなくて遺石。何見ても同じ石に見える。」
で、提案した。「明後日のロリュオス遺跡をキャンセルして、市内観光に変えてもらおうか?」連れは「そうし て!」と即答。連れは「オールド・マーケット」「パブ・ストリート」辺りをぶらぶらしてショッピングを楽しみたい様子。

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