台湾省城隍廟、中正紀念堂、国民革命忠烈祠、国立故宮博物院、京鼎樓

2016年7月11日

2日目(午前の部)

朝食はリージェント台北の「BRASSERIE」へ。

BRASSERIE
 リージェント台北1階
 朝食:6:30〜10:00、ランチ:11:30〜2:00
 アフタヌーンティー:2:30〜4:30
 ディナー:5:30〜9:30

リージェント台北11
BRASSERIE

台北で最も有名なビュッフェ・レストランらしい。

リージェント台北09
内観

リージェント台北10

台湾料理としては蛋餅(タンピン:台湾風卵焼き入りクレープ)を少しだけいただく。連れは小さい飯糰(ファンタン:台湾風おにぎり)をチョイスしていた。うどんはコシがあってつゆも意外に美味しかった。

食後はフロント・ロビーで現地ツアー会社のピックアップを待つ。時間が勿体無いので、コンパクトに主要な観光名所をまわってくれる半日ツアーを申し込んでおいた。

「絶対外せないスポットを巡る☆半日クイック台北観光」
宏祥旅行社(Edison Travel、行程3時間)VELTRAで1名1,100元で予約

参加者は自分たちを含めて計11名でアメリカ人らしき家族連れ3名もいた。ガイドのおじちゃんは英語と日本語を話し、どっちも流暢ではないけどちゃんと伝わっていた。

北中正区

台湾省城隍廟
 台湾台北中正區武昌街一段14號
 MRT台北駅徒歩7分

台湾省城隍廟01
台湾省城隍廟

城隍神(じょうこうしん)を祀っている廟。城隍神は、中国の民間信仰における土地の守護神。朝から信仰の深い参拝客の出入りが耐えず、活気にあふれている。

台湾省城隍廟07
城隍爺

台湾省城隍廟04

主神である「城隍爺」のほか、釈迦牟尼仏・薬師仏・阿弥陀仏・観音菩薩と地蔵菩薩・孚佑帝君・文昌帝君・濟公禅師・城隍夫人・福徳正神などが祀られている。城隍爺の伝説として、人がこの世を離れるときに、城隍爺がその人の一生の善悪を清算し、「ようこそ、もう後悔はいらない」と告げるとされている。

中正区

中華民国総統府(車窓)
 台北市中正区重慶南路1段122號(博愛特区)

台湾総督府
中華民国総統府

現在も総統府として行政の中枢を担う、1919年竣工のルネサンス様式の旧台湾総督府。第7代総督の明石元二郎の時代に、日本人建築家の長野宇平治が設計した。

台北賓館(車窓)
 台北市中正區凱達格蘭大道1號

台北賓館
台北賓館

台湾総督の官邸として建てられたが、迎賓館としての役割も併せ持っていた。1923年4月に皇太子時代の昭和天皇が宿泊した。日本統治時代の明治32年(1899年)に起工し、明治34年(1901年)に完成した。設計は当初福田東吾と野村一郎が担当し、後に森山松之助も設計に携わった。建物はバロック風の二階建てで、庭園は日本風。

中正紀念堂
 台北市中正區中山南路21號
 紀念堂9:00~18:00、紀念公園5:00~24:00
 年中無休

中正紀念堂17
中正紀念堂(画像は借物)

自分たちは裏口から入退場したので正面からの遠景画像がない。蒋介石の顕彰施設。

中正紀念堂04
中正紀念堂(裏側からの撮影)

中正紀念堂19
中正紀念堂

これは至近距離での正面の画像。蒋介石は日本や中国での呼び名。台湾では蔣中正(チャン・チョンヂェン)の名称が一般的。戦後中国からやってきた蒋介石は台湾の人々にとってはよそ者の独裁者だった。先住台湾人民に蒋介石への崇拝を促すための施設だった。

中正紀念堂24
大中至正門(自由広場門)

内側からの撮影。高さ約30メートルの巨大な大中至正門。これが本来の正門。

中正紀念堂11
衛兵交代式

衛兵交代式は10:00〜16:00(水曜日は18:00まで)の毎正時に行われる。

中正紀念堂16
約10分ほどの交代式

敷地内には国家音楽庁や国家戯劇院、美しい紀念公園(中国風庭園)などもある。

中山区

国民革命忠烈祠
 台北市中山區北安路139號
 9:00〜17:00 衛兵交代式は毎正時
 青年節(3月29日)、軍人節(9月3日は半日)、そして各式典の前日も閉鎖

国民革命忠烈祠01
大門牌楼

国民革命忠烈祠03
微動だにしない衛兵

大門牌楼内で任務につく衛兵。残念ながらツアーの時間の関係で見学できなかったが、ここの衛兵の交代式はすごいらしい。

国民革命忠烈祠08
忠烈祠大殿

過去の戦争でなくなった国軍軍人の英霊が祀られている。日本で言う靖国神社。しかし、当時の先住台湾人民はひとりも祀られてはいない。辛亥革命や抗日戦争で中国本土で戦った約33万人の英霊(大陸の中国人兵士)が祀られている。つまり国民党の立場で作られた施設とも言える。だからガイドさんもあまり興味はないのだとか。ガイドさんはホーロー人という民族の人らしい。

【備考】1600年代初頭にオランダが台湾を開拓するために、福建省から男性のみを労働力として連れてきたが、のちに原住民の女性と結婚した結果、子孫は台湾全体の74%を占め、ホーロー人と呼ばれている。

至善路

国立故宮博物院(National Palace Museum)
 台北市至善路二段221號
 8:30~18:30(金・土~21:00)
 年中無休

国立故宮博物院02
国立故宮博物院

中国大陸の歴代皇帝により受け継がれた65万点以上の貴重なコレクションを所蔵している博物院。いつも3000点ほどが展示されている。諸説はあるが、パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、サンクト・ペテルブクグのエルミタージュ美術館と並んで世界四大博物館のひとつとされている。蒋介石率いる国民革命軍・中華民国国軍が内戦で毛沢東率いる中国共産党に敗れて1949年に台湾に移る際に、中国の故宮博物院から第一級の所蔵品を精選して台湾に運び出させた。

翠玉白菜
翠玉白菜

翡翠を白菜に似せた一番人気の彫刻。ここだけ長い行列ができている。天然の翡翠の色目と空洞を巧みに利用した繊細な彫刻で、翠玉巧彫の最高傑作。白菜の上にとまっている虫2匹は、多産を象徴するキリギリスとイナゴ。しかし、思っていた以上にちっちゃい。

肉形石
肉形石(画像は借物)

豚の角煮に似た彫刻。2016年10月4日~2017年10月8日まで故宮南院で展示中で見ることはできなかった。

西周早期召卣と素勺
西周早期の召卣(酒壺)と素勺(ひしゃく)

酒壺には架空の動物が描かれている

西周早期雙龍紋簋
西周早期雙龍紋簋

蓋の図柄太極図
蓋の文様と太極図

蓋の文様が特徴的な食器。2頭の龍が描かれているが、太極図はここからできたそうな。

西周晩期人足獣鋬匜
西周晩期の人足獣鋬匜

4人の人物が盃を持ち上げ、取っ手のところは架空の動物がお酒を飲もうとしがみついている。人物の表情や動物の動作に愛嬌がある酒器。

戦国中期嵌孔雀石緑松石鳥獣尊
戦国中期嵌孔雀石緑松石鳥獣尊

背から酒を入れ、傾けて口から注ぐ酒器。

明成化闘彩鶏缸杯
明成化 闘彩鶏缸杯

明成化年代の闘彩鶏缸杯(通称チキンカップ)。これと同様の一点が2014年4月、香港のサザビーズのオークションで2億8100万香港ドル(約37億円)で落札されたことで有名。明の皇帝「万暦帝」が、御前に必ずこの酒杯一対を置いて楽しんだと伝えられている。製作には、まず青花で細い線の輪郭を描き、透明釉(光沢のある無色透明の釉薬)を施し、1300度の高温で形を作り、再び赤、緑、黄色を透明釉の上で添色し、低温焼成させて完成させる。完成品に釉上彩と釉下彩の諸色が鮮やかに表れ、まるで綺麗さを争うようになっていることから、闘彩と呼ばれている。 この技法は、技術的にとても難しいため最高傑作品とされている。また、原料の陶土が成化年代で使い切られているため二度と同じものができないことから非常に稀少な作品でもある。

特別展覧「萬世師表 書画の中の孔子」

万世師表
萬世師表

これって中国や台湾各地にある孔子廟の掛けられている「萬世師表」の康熙帝の直筆の原本なのか?
【備考】1684年清の第4代皇帝康熙帝(こうきてい)が孔子宅を訪れ、自ら榜書(ばんしょ:書風のひとつ)で「萬世師表」と書した扁額(横に長い額)を下賜し、大成殿に掛けさせた。翌年、それを模拓させて全国の孔子廟に配布したことから「萬世師表」は孔子を示す代名詞となった。

正午過ぎまで鑑賞して廻ったけど、世界四大博物館は言い過ぎな気がしないでもない。

これで半日ツアーは終了。マイクロバスに乗ってそれぞれのホテルへ。

北中山北路

圓山大飯店(The Grand Hotel)
 台湾台北中山北路四段一號

圓山大飯店
圓山大飯店

1952年建造の台北市でもっとも美しいランドマーク。宮殿建築の一流ホテル。ここでアメリカ人家族は降車した。

中山区

ホテルに到着してから昼食はどうするかと連れと相談。ホテルのすぐ近くにGACKTが「嫉妬した世界で一番美味しいもの」とTV番組で紹介していた小籠包のお店があるので行ってみることにした。

京鼎樓(ジン・ディン・ロウ)台湾本店
 台北市中山區長春路47號
 中山駅3番出口から徒歩10分
 11:00-14:30 17:00-24:00
 無休

京鼎樓01
外観

「鼎泰豊」で修行を積んだ陳三兄弟が独立して作った点心のお店。「鼎泰豊本店」と違って行列はなし。すぐに店内に通された。ここは「京鼎樓」の本店だけど実は2号店。「京鼎小館」というお店が1号店で台湾総本店。

京鼎樓02
厨房

京鼎樓08
注文用紙

京鼎樓09
烏龍茶小籠包(10個220元)

生地には緑茶が練りこまれ、具には烏龍茶が入っていて程よい苦みがある。肉汁と一緒になるとノーマルの小籠包とはまた違った味わいが楽しめる。

京鼎樓10
肉絲蛋炒飯/細切り豚肉チャーハン(120元)

唐辛子の辛味が効いていてこれもいい。

京鼎樓12
蝦仁餛飩湯/エビと豚肉ワンタンスープ(130元)

ワンタンが大量に入っている。エビの食感もいいし、スープはあっさりで食が進む。

京鼎樓11
炒小白菜/白菜の炒め(140元)

昨日の「鼎泰豐」の空芯菜も美味しかったけど、こちらの白菜の炒めもシンプルなのに旨い。二日続けて小籠包の有名店で食事をして言えることは「どっちも美味しんじゃない」ということ。


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